三浦綾子さんとは
三浦綾子さんとは
日本を代表するクリスチャン作家です。
主な作品は朝日新聞の一千万円の懸賞小説に輝いたデビュー作品「氷点」
実在したクリスチャンをモデルに、キリストが人類に与えた愛を暗喩した「塩狩峠」
結核療養所での自我と信仰を見つめた、自伝小説「道ありき」など。
三浦綾子作品の特徴
小説にしてもエッセイにしても三浦綾子作品の特徴は一回読んで、おしまい!にできない点にあります。
自分だったら、どうするだろう、自分だったらどう考えるだろう。
一人一人の答えが違うけど、人生で避けることができない、恋愛や結婚や仕事、病気、死などの問題が、文章のなかでさり気なく提起されています。
それは今は先延ばしできるかもしれないけど、いつかは回答しなくてはならない難しい問題です。
その問題を三浦綾子作品を読むことで、事前に考えることができます。
三浦綾子作品を読んだ方が、何十年たっても、ストーリーやセリフを忘れずに言えるのが自分でも不思議だとおっしゃっているのを、よく耳にします。
それは上記のような問題提起と、そして三浦綾子さんの出した解答が時代や世代を超えて、心に響き続けるからだと思います。